おだマルシェ動く道の駅「小田の郷せせらぎ」にご協力よろしくお願いします!


こんにちは!「おだマルシェ動く道の駅小田の郷せせらぎ」プロジェクトの岡田と松森です!
メンバーは小田分校に通う卒業生2名、新3年生4名の生徒、新しいメンバーが続々集まっている状況です。また、地元の道の駅小田の郷せせらぎのみなさん、地域おこし協力隊の岡山さんで行っています。
小田の町をもっと外の人に知ってもらいたいと言う思いから道の駅ごと移動させてしまう、「動く道の駅」(小田の郷せせらぎ)を作りました!生徒が企画&販売することで学校の魅力も同時に発信していきます!
2小田分校の魅力① カリキュラム

撮影:水本誠時
私たちの通う小田分校は生徒一人一人の個性や実力を伸ばすことができるのが魅力の高校です。
カリキュラムの「プロジェクト学習」はスイカゼリーやアロマオイルの入浴剤の開発&販売、観光客へのアンケート調査、全校生屋上ピクニックといった生徒の関心ごとを実現できる授業です。



およそ50組の観光客の方の意見を聞くことができました!
他にも、アイデアの発案から企画書+プレゼン資料まで作る授業もあります。
年間約70名の地域内外の関係者に協力してもらい、シリコンバレーとの遠隔授業や地元企業の見学を行い、視野を広げたり、新たな考えを持つ環境を整っています。




今年は新たに16名の寮生が増えました!
2小田分校の魅力② 寮と学校の周辺環境
愛媛県外の生徒も入学できる制度「地域みらい留学」にも参加しているため県外生徒との新しい出会いもあります。
寮では地元の食堂のお弁当や、里親制度、寮の管理人など地元の方々に支えられています。
小田寮は完全に個室で、家事や身の回りのことをする力をつけることができます。学校の脇を流れる小田川は鮎も生息するきれいな川です。夏にはお祭りへの参加、冬にはスキー教室もあり、田舎や自然を体感できます。

練習も地元の方と、みっちりやります!
地元で活動するおだいじPROJECTの水本さんが制作してくれました!
3.存続の危機の小田分校
魅力ある小田分校ですが、生徒数の減少から今年度より分校となりました。あと2年、入学者が31人を切ると入学者の募集停止となります。
そこで、小田分校を存続させたいという強い想いから、生徒、先生、地元住民が動き、SNSでの発信や、パンフレットの配布、地元のお店に貼るポスター、Youtubeの動画を作成しています。

↑小田分校を知ってもらうためのポスター!授業の一環で高校生と担任の先生が一所懸命考え(+ノリノリの茶目っ気)で作りました!
おでこのQRコードを読み込むと、なんと学校のホームページに飛ぶという斬新な仕組みとなっています。


聞いてみてね!わりとクセになりますよ!

小田高の行事や関係者の方の想い、キッチンカーのレポートなど生徒が主体でやっています
(もうちょいで600フォロワー!フォローお願いします!)
取り組みを通じて、学校のホームページの閲覧数は例年のおよそ2倍となり、成果が見え始めています。
4.動く道の駅小田の郷せせらぎを作るきっかけ

それが「動く道の駅小田の郷せせらぎ」です!
小田の町や高校を盛り上げたい!という思いの中、授業の中で企画したのが、「おだマルシェ 動く道の駅」です!小田の道の駅で販売されている名産品を、もっといろんな人に知ってもらいたいと思い、道の駅ごと移動させてしまう!キッチンカー&移動販売車を考案し、発表しました。
同時期に地区の集落支援でキッチンカーの運用を検討していた地域おこし協力隊の岡山紘明さんが、私たちの企画とのコラボを提案してくださり、実現させることになりました!
地域おこし協力隊 岡山紘明さんのコメント

運営してる優しいお兄ちゃんです!
「人口減少、少子高齢化の進む小田地区では移動販売や移動できる憩いの場が必要だと思っていました。移動販売の良いアイデアが思い浮かばないなぁと思っていたところ、小田高生たちが『動く道の駅小田の郷せせらぎ』という素晴らしいアイデアを作っている噂を聞きつけ、一緒にやってみたいと感じました。
生徒たちの想いは小田の町を知ってもらうこと。僕の目的は彼女たちと同じく小田を知ってもらいたいところもありますし、それとは別に協力隊が終わった後の自分の生業づくりもあるかと考えています。また、小田地区の方と仲良くするために、過疎地域の集落支援でさまざまな集落にキッチンカーで行けたら嬉しいなと思います。なので高校生が使わない時間帯で、地域を盛り上げるために車をシェアしながら使えたらと思います。
そして、小田高生との出店は小田の住民の一人として、町のことを知ってもらうのに一役変えたら嬉しいなと思います!」
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また、動く道の駅を作るにあたり、地元の道の駅「小田の郷せせらぎ」の納堂邦弘さんにもご相談しました。二つ返事でOKしてくださり、道の駅の商品の仕入れや提供する小田名物のうどんの作り方を教えてもらっています。
道の駅「小田の郷せせらぎ」納堂邦弘さんコメント

「地元を想う小田高生たちから生まれたアイデアを何とか実現したいと相談を受けた時、元地域おこし協力隊としての血が騒ぎました(笑)。ヒヤヒヤ、ドキドキすることもありますが、若者たちの行動力に置いてかれないように、「走りながら考える」スタンスを大切にして出来る限り協力していけたら、と思っています。」
5.動く道の駅小田の郷せせらぎ、作ってみました!
いよいよキッチンカーを作ることに!
地元の自動車屋さんから車の登録をしてもらい、ガス屋さんでガスボンベを購入し、家具屋さんに内装工事をしてもらいました!

という想いを伝え、大人の協力のもと2週間足らずで整備や登録をしていただきました!


12月の寒い中でしたが、JKのノリと気合と、きめ細やかさでがんばりました!

看板の加工や車の塗装は自分たちで行い、世界に1つだけのキッチンカーが出来上がりました。「小田の自然」からイメージした緑とかわいいクリーム色の2色で塗り、納得の行く車となりました。お店のおじちゃんたちから、たくさんのアドバイスをいただき、地域との繋がりの強さを改めて感じられました。
意外と大変だったのがガラスや窓にペンキがかからないようにする養生作業!
6. いざ、出店へ向けて準備!!
12月には実際に出店をするための準備を行いました!当日までにうどん作りの練習と、販売用の商品選びを行いました。地元のうどん屋さん「かじか亭」に協力していただいて、作り方を学びました。


道の駅の商品は小田で作られた焼き菓子やしぐれ(和菓子)、そして、小田独自のブランド「オダメイド」のジャムを販売しました。
7. 大大反響!!おだマルシェのお披露目!

2012年12月20日、販売当日!コロナの影響も考慮し、地元開催にしました!
正直不安もありましたが、多くの方に来ていただき、40食を完売することができました。
NHKやテレビ愛媛さん、ケーブルテレビ、新聞2社といったメディアにも注目されたこともあり、大きな反響がありました。

実際来てもらった方には「お菓子、おいしかったよ!ありがとう」など、温かい言葉をいただきました。次の出店への活力になりそうです!
10. さいごに、卒業生の二人から一言

今回、自分たちの企画を実現させるにあたり、地域の方々の優しさ、温かさや、繋がりの強さを改めて感じました。
高校生に対して、ここまで多くの人が手厚いサポートをしてくださるのは小田の魅力の1つだと思っています。
後輩たちには、「おだマルシェ動く道の駅」はもちろん、他の企画も積極的に実現させてほしいです。
これから入学する生徒さんたちにも高校生活の中で様々なチャレンジをしてもらいたいなと思います。
より多くの人に小田の良さをアピールしていってほしいと思います。
そしてこの大好きな小田がもっともっと活性化していくことを願っています!!

協力:ブログ「上川の日常」