
小田深山は紅葉スポットとして知られていますが、
木材の産地としても役割を担っています。
林業の現場は危険と隣り合わせであり、
中には死を落とすこともあります。
亡くなられた方々を供養する碑が
小田深山内に7つあり、総称して
「小田深山の七供養」と呼ばれています。
七供養は、山の魔除けのために、
念仏供養をあげていたようです。
今回はホームページの記事をメインで書いている
3名で小田深山の七供養に行ってみ行ってみる事にしました

七供養については『小田町の文化財』(P.23)や
愛媛大学の井口研究室が制作した地図
『木々と歩く 小田深山の道 その1,2,3』
などに記されています。

情報を見ると古い木や祠(ほこら)になっているよう。
いざ車を走らせて行ってみると、
7箇所の中で、「ハナツキ」にある供養を
1つ確認することができました。
他にも、桶小屋にある供養も
看板は見つけましたが、
道が険しすぎたので、諦めました。

生草(ナマクサ)の供養を探しに行ってみましたが、
見つからず、代わりに、製材業で財を成した
京河徳五郎が作った森林浴公園
「小田深山・森のくに」を
散策することができました。

今回、小田深山を歩きながら気づいたこと。
「雑木には鳥の声が聴こえる」
人工林ではエサの木の実がなかったり、
とまる枝が少ないのかなと推測しました。

かつて小田深山に小学生が71人いたとのこと。
現在の小田小学校の生徒よりも多かったのですね。
人が住み、林業を営んでいた小田深山。
現在は住んでいる人はおらず、
林業の現場と、観光地として
訪れる人を迎えてくれています。
昔の人がどのように暮らしていたか、
働いていたかを考えるのは
ちょっと冒険みたいで楽しかったです。

